2008年07月25日

リフォーム建築・共通の誤り・・!

 リフォームブームである・・
狭小な県土・近年の建築の耐用年数の延び・・
そして、子供の成長・ライフスタイルの変化の早さー

必然的にリフォーム建築が増えてくる!
ところが、そのリフォームには共通の「誤り」があるのをご存知だろうか?

遊悠人が月に一度書いている新聞コラム「タイムス住宅新聞のCafe」(7/25)に今月は「リフォームに共通の誤り」を書いておきました。
                    
ご一読ください・・。

            リフォームに共通の誤り                                                                                          
                                写真・文/照屋寛公
 アトリエの設計の多くは新築の住宅であるが、ここ数年リフォームの依頼が増えてきている。リフォームの依頼主はアトリエに最初に訪れた時共通して、あまり明るい表情をしていない。住まいに限界を感じ苦悩しているからであろう。共通と言えば、リフォームの依頼には不思議と共通の「誤り」をしていることが多い。その誤りは三つほどある。
 一番目は、リフォームを一度ではなく複数回経験していることだ。これは住まいに潜む不便の原因を根本的に解消せずに施主の思いつきで工事の発注をし、解決しないリフォームを幾度か経験している。
 二番目は、工事の優先順位の「誤り」である。ある夫妻は子供の独立を機にリフォームを計画した。妻は二十年も使い不便になったキッチンの取替えを希望、ところが夫は空いた子供部屋を書斎へ変えることを要求したのだ。夫の要望に屈した妻は自分の望みあきらめて書斎は完成した。しかし夫は毎晩帰りが遅く、休日はゴルフなどでせっかくの書斎も無用に長物になってしまった。明らかにリフォームの順序を誤った結果である。毎日使うキッチンのリフォームをまず最優先にすべきである。
 そして三番目は、ライフスタイル変化の「読み誤り」である。今日、進学等で子供が県外に住むことも多く親離れ独立の時期が早い。時には親の介護をすることにもなる。ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる間取りや暮らし方を最初のリフォームで計画しておく必要がある。この方法は後々大きな費用をかけないリフォームにもなる。
 リフォームは新築の住まいに比べ、不自由・不便な箇所が特定しやすく分かりやすい。しかし、その分様々な誤りに陥ることも多くなる。同じ誤りを繰り返し、気がつけば結果的に無駄な費用をかけてしまっていたという事例をよく見かける。経済的で先々を見越した誤りのないリフォームを心がけたいものだ。
                  (建築アトリエ・トレッペン代表・建築家)


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